“普通着”の読み方と例文
読み方割合
ふだんぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、昨日まで着てゐた衣服きものは手早く疊んで、萠黄の風呂敷包から、荒い縞の普通着ふだんぎ郷里くにでは無論普通に着なかつたが)
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
彼女は夕闇の間に少時しばし立停つて、普通着ふだんぎの儘で出掛けて來た自分の汚れた銘仙の着物を見つめたのであつた。
三十三の死 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
で、昨日まで着てゐた衣服きものは手早く畳んで、萌黄の風呂敷包から、荒い縞の普通着ふだんぎ郷里くにでは無論普通に着なかつたが)
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)