春駒はるごま)” の例文
梅ばちくずしのあの手ぬぐいを伊達だて春駒はるごまかぶりにそろえながら、足拍子手拍子もろとも、いまや天下は春と踊り狂っていたからです。
まくればなお盗賊どろぼうに追い銭の愚を尽し、勝てば飯盛めしもりに祝い酒のあぶくぜにを費す、此癖このくせ止めて止まらぬ春駒はるごま足掻あがき早く、坂道を飛びおりるよりすみやか
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)