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かすがの
ふりがな文庫
“
春日野
(
かすがの
)” の例文
歴史的
(
れきしてき
)
にいろ/\な
記念
(
きねん
)
のあるこの
春日野
(
かすがの
)
で、
自分
(
じぶん
)
が
若菜
(
わかな
)
を
摘
(
つ
)
んでゐると、
昔
(
むかし
)
の
人
(
ひと
)
も、かうして
若菜
(
わかな
)
を
摘
(
つ
)
んでゐたのだから、うっかりすると
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
彼のまことの母の
春日野
(
かすがの
)
は、弟が引き取られると同時に行方が分らず、津の国で見た者がいるともいい、
大和
(
やまと
)
の
宮司
(
ぐうじ
)
の家で見た者もいるといい、まちまちな噂であった。
野に臥す者
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
ちょうど、
春日野
(
かすがの
)
の鹿のように、ある者は立ち、ある者は坐り、ある者はぶらぶら歩いている。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この春も
春日野
(
かすがの
)
の
馬酔木
(
あしび
)
の花ざかりをみて美しいものだとおもったが、それから二三日後、
室生川
(
むろうがわ
)
の崖のうえにそれと同じ花が真っ白にさきみだれているのをおやと思って見上げて
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
一、大滝壱岐守殿おん壺、
春日野
(
かすがの
)
の
銘
(
めい
)
あり。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
春日野
(
かすがの
)
に
若菜
(
わかな
)
を
摘
(
つ
)
めば、われながら
昔
(
むかし
)
の
人
(
ひと
)
のこゝちこそすれ
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“春日野”の解説
春日野(かすがの)は、日本相撲協会の年寄名跡のひとつ。
(出典:Wikipedia)
春
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“春日野”で始まる語句
春日野峠
春日野村