ぱや)” の例文
……どんなに躾けがいいといったって、夜更かしが商売の茶屋稼業のことですから、六ツや五ツのと、そんなぱやく起きるはずはない。
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そのお葉という女は小娘のときからいろぱやい奴で、十六の春から千住の煙草屋に奉公しているうちに、そこの甥の元吉と出来合ったことが知れて、その年のくれに暇を出され
半七捕物帳:36 冬の金魚 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)