“早駆(はやが)” の例文
と見物(けんぶつ)の者は、はじめからこの早駆(はやが)け勝負の結果(けっか)を見くびっていたが、はたして、その予想(よそう)ははずれなかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今でも覚えておりますが、その恋の辻占の文句は「旦那の接吻は兎の早駆(はやが)け」と申すんでございました。
この早駆(はやが)け勝負のまえには、奉行(ぶぎょう)の方から騎乗随意(きじょうずいい)といってきたくらいであるから、とうぜん、騎馬(きば)の往来(おうらい)は自由なところと考えていたが、このあんばいだと
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「たいしたことはありますめえが、早駆(はやが)けにしますか」
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
早駆(はやが)けとはいい条(じょう)、ことここに立ちいたってみれば、武芸以上(ぶげいいじょう)の必死(ひっし)だった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)