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早鉦
ふりがな文庫
“早鉦”の読み方と例文
読み方
割合
はやがね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はやがね
(逆引き)
すると、
蕭々
(
しょうしょう
)
たる
平沙
(
へいさ
)
や
葭
(
よし
)
の
彼方
(
かなた
)
にあたって、一
吹
(
すい
)
の
犀笛
(
さいぶえ
)
が聞えたと思うと、たちまち、
早鉦
(
はやがね
)
や太鼓がけたたましく鳴りひびいた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それを、ようやくの思いで、咽喉の奥に押しかえし、
殊更
(
ことさら
)
かるい
会釈
(
えしゃく
)
で
応
(
こた
)
えて、その場を足早に立ち去った。しかし、彼女の心臓は、
早鉦
(
はやがね
)
のように打ちつづけていた。
鬼仏洞事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
彼が馬をすすめると、右翼の
夏侯淵
(
かこうえん
)
、左翼の曹仁は、共に
早鉦
(
はやがね
)
を打ち鼓を鳴らして、その威風にさらに気勢を加えた。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
早鉦(はやがね)の例文をもっと
(5作品)
見る
早
常用漢字
小1
部首:⽇
6画
鉦
漢検準1級
部首:⾦
13画
“早”で始まる語句
早
早速
早々
早業
早晩
早稲田
早熟
早合点
早鐘
早苗
“早鉦”のふりがなが多い著者
吉川英治
海野十三