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早合点
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はやがってん
ふりがな文庫
“
早合点
(
はやがってん
)” の例文
旧字:
早合點
そこで、父親は、これはてっきり、彼が
茶屋酒
(
ちゃやざけ
)
でも飲み覚えて、店の金を使い込みでもしたのだろうと
早合点
(
はやがってん
)
をして了ったのである。
夢遊病者の死
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
と
早合点
(
はやがってん
)
をしてしまった。お蔭で私は教室の受けが好かった。初めから上級を持つと
苛
(
いじ
)
められるそうだが、そんなことは一切なかった。或日、五年級の生徒が一名
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「……
暖
(
あったか
)
い!……」を
機会
(
きっかけ
)
に、
行火
(
あんか
)
の箱火鉢の
蒲団
(
ふとん
)
の下へ、
潜込
(
もぐりこ
)
ましたと
早合点
(
はやがってん
)
の膝小僧が、すぽりと気が抜けて、二ツ、ちょこなんと揃って、
灯
(
ともしび
)
に照れたからである。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「はっはっはっはっ。世間には、どうもまぎれやすいはなしがあるものですな。両脚のない人間も世間には何百人といるんですぞ。団体葬儀だなんて、それは誰かの
早合点
(
はやがってん
)
でありましょう」
火薬船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
はあ、
然
(
そ
)
うか、いや知らぬ、愚僧
早走
(
はやばし
)
り、
早合点
(
はやがってん
)
の癖で、用だけ聞いて、して来いな、とお先ばしりに
飛出
(
とびで
)
たばかりで、
一向
(
いっこう
)
に仔細は知らぬ。が、
扨
(
さて
)
は、根ざす
処
(
ところ
)
があるのであつたか。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
(はあ、おはなの……)なんてな、
此家
(
ここ
)
の
姉御
(
あねご
)
が
早合点
(
はやがってん
)
で……
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“早合点”の意味
《名詞》
よく聞いたり、よく考察したりしないで、わかったつもりになること。
(出典:Wiktionary)
早
常用漢字
小1
部首:⽇
6画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
点
常用漢字
小2
部首:⽕
9画
“早合”で始まる語句
早合點