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日金山
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ひがねやま
ふりがな文庫
“
日金山
(
ひがねやま
)” の例文
竹藪の側を駈け抜けると、夕焼けのした
日金山
(
ひがねやま
)
の空も、もう
火照
(
ほて
)
りが消えかかつてゐた。良平は
愈
(
いよいよ
)
気が気でなかつた。往きと返りと変るせゐか、景色の違ふのも不安だつた。
トロツコ
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
媼
(
おうな
)
の
頭
(
つむり
)
は白さを増したが、桂木の
膝
(
ひざ
)
のあたりに
薄日
(
うすび
)
が
射
(
さ
)
した、
但
(
ただ
)
件
(
くだん
)
の
停車場
(
ステエション
)
に磁石を向けると、一直線の北に当る、
日金山
(
ひがねやま
)
、
鶴巻山
(
つるまきやま
)
、
十国峠
(
じっこくとうげ
)
を頂いた、三島の連山の
裾
(
すそ
)
が
直
(
ただち
)
に
枯草
(
かれくさ
)
に
交
(
まじわ
)
るあたり
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
竹藪の側を駈け抜けると、夕焼けのした
日金山
(
ひがねやま
)
の空も、もう
火照
(
ほて
)
りが消えかかっていた。良平は、
愈
(
いよいよ
)
気が気でなかった。
往
(
ゆ
)
きと
返
(
かえ
)
りと変るせいか、景色の違うのも不安だった。
トロッコ
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
日金山
(
ひがねやま
)
が曇った! 良平の目から雨が降る!」
百合
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“日金”で始まる語句
日金
日金峰
日金貸
日金颪