“新艘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんざう50.0%
しんぞう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ながせし如く眞闇まつくらやみとなり魔風まふうます/\吹募ふきつの瞬時間またゝくま激浪あらなみは山の如く打上うちあげ打下うちおろ新艘しんざうの天神丸も今やくつがへらん形勢ありさまなり日頃大膽だいたんの吉兵衞始め船頭せんどう杢右衞門十八人の水主かこ水差都合二十一人の者共きも
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
呼出よびだし一人一人に吉兵衞に引合ひきあはせ此度は番頭ばんとう吉兵衞樣御商賣のお手初てはじ新艘しんざうの天神丸の上乘成うはのりなさるゝとの事なり萬事ばんじ御利發ごりはつのお方なり正月三日のおいはひ番頭樣ばんとうさまおごり成ぞ皆々悦び候へと語りければ水主等かこらは皆々手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
真行草しんぎょうそうの三つの品の中、真の道中は新艘しんぞうの出る時、そうしてこれは、最も普通の意味における道中、太夫が館と揚屋を歩くだけのこと。