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新富
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しんとみ
ふりがな文庫
“
新富
(
しんとみ
)” の例文
この中で挙げるとなると、昔、名を成した
新富
(
しんとみ
)
その弟子の新富支店、
久兵衛
(
きゅうべえ
)
、
下
(
くだ
)
って
寿司仙
(
すしせん
)
くらいなものだろう。
握り寿司の名人
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
明治二十一年ごろ、東京の芝居は、大劇場に、京橋区
新富
(
しんとみ
)
町の新富座、浅草鳥越の中村座、浅草馬道の市村座。
旧聞日本橋:24 鬼眼鏡と鉄屑ぶとり(続旧聞日本橋・その三)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
ある者は歌舞伎
座主
(
ざぬし
)
や
新富
(
しんとみ
)
座主を訪問して、それに対する今度の方針を聞き
糺
(
ただ
)
すであろう。ある者は団十郎や菊五郎を訪問して、それに対する彼らの意見を叩くであろう。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「それはそうと、
孰
(
いず
)
れ御結構振舞いが有りましょうネ。
新富
(
しんとみ
)
かネ、
但
(
ただ
)
しは
市村
(
いちむら
)
かネ」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
これから一寸
新富
(
しんとみ
)
の立見に行きませんか、だつて——妾、あんな奴に、あんな処で話かけられて、すつかり赤くなつちやつたわよ、癪に触つたから、お角が違ふでせうツて云つたらばね
小川の流れ
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
▼ もっと見る
最近に『東西文学比較評論』といふ著作を公にした
高安
(
たかやす
)
月郊氏は
飄逸
(
へういつ
)
な詩人風の性行をもつて知られてゐる人だが、ずつと以前自作の脚本を川上音二郎一派の手で
新富
(
しんとみ
)
座の舞台に
上
(
のぼ
)
した事があつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
その一軒に近ごろ立ち上がった「
新富
(
しんとみ
)
本店」および終戦後ただちに店開きした「新富支店」がある。
握り寿司の名人
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
また再興した
新富
(
しんとみ
)
寿司本店も今までに見られないものを持って臨んでいる。これもまた、寿司王国を示している。こんなふうに寿司屋は
体裁
(
ていさい
)
ではグングンと万事に改良し進歩を示している。
握り寿司の名人
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
富
常用漢字
小4
部首:⼧
12画
“新富”で始まる語句
新富町
新富座
新富劇
新富士
新富橋
新富座裏
新富座附
新富河岸