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斉泰
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せいたい
帝の
為に
密に図る者をば
誰となす。
曰く、
黄子澄となし、
斉泰となす。子澄は既に記しぬ。斉泰は
溧水の人、洪武十七年より
漸く世に
出づ。
東角門の言は、
即ち子澄
七国の故事を論ぜるの語なり。子澄退いて
斉泰と議す。泰
曰く、
燕は
重兵を握り、
且素より大志あり、
当に
先ず
之を削るべしと。
帝の
側には
黄子澄斉泰あり、諸藩を
削奪するの意、いかでこれ無くして
已まん。
燕王の
傍には僧
道衍袁珙あり、秘謀を
醞醸するの事、いかでこれ無くして已まん。