文思ぶんし)” の例文
ソコで今全国中にいささかながら独立の生計をして多少の文思ぶんしもありながら、その身は政治上にも商売上にも野心なくしてあたかも物外に超然たる者は
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
しこうしてその利益はすなわち木村軍艦奉行ぐんかんぶぎょう知遇ちぐうたまものにして、ついわするべからざるところのものなり。芥舟先生は少小より文思ぶんしみ、また経世けいせいしきあり。常に筆硯ひっけんを友としておいの到るを知らず。