トップ
>
擬態
>
ぎたい
ふりがな文庫
“
擬態
(
ぎたい
)” の例文
が、彼は、このたびの出軍に際して、そのいずれに
加担
(
かたん
)
するも、
下策
(
げさく
)
となしていた。兵を具し、陣は張ったものの、これは一時の
擬態
(
ぎたい
)
だった。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私の心にもなき
驕慢
(
きょうまん
)
の
擬態
(
ぎたい
)
もまた、射手への便宜を思っての振舞いであろう。(一行あき。)
自棄
(
やけ
)
の心からではない。私を葬り去ることは、すなわち、建設への一歩である。
虚構の春
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
日本は戦争をしているが、いまはもう、半ば
擬態
(
ぎたい
)
にすぎないことを、池田は知っている。
春雪
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
嗤
(
わら
)
うべし、実は彼自身、戦意もないのに、強いてその武威を衆に示そうための
擬態
(
ぎたい
)
に過ぎない
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「よし給え。それも女の
擬態
(
ぎたい
)
かね?」歴史的は、
流石
(
さすが
)
に聡明な笑顔であった。
火の鳥
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
“擬態”の意味
《名詞》
擬態(ぎたい)
(生物)ある生物が周囲の植物や他の生物に見せかけること。カモフラージュ。
(出典:Wiktionary)
“擬態”の解説
擬態(ぎたい、mimicry, mimesis)とは、
他のものに、ようすや姿を似せること。
動物が、攻撃や自衛などのために、からだの色や形などを、周囲の物や植物・動物に似せること。本項では、動物以外の生物によるものも含めて扱う。
(出典:Wikipedia)
擬
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“擬”で始まる語句
擬
擬宝珠
擬勢
擬物
擬兵
擬音
擬装
擬寶珠
擬似
擬議