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撓
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ひる
ふりがな文庫
“
撓
(
ひる
)” の例文
『
何有
(
なあに
)
、たかが知れた田舍女ぢやないか!』と、信吾は足の緩んだも氣が附かずに、我と我が
撓
(
ひる
)
む心を嘲つた。人妻となつた清子に顏を合せるのは、流石に
快
(
こゝろよ
)
くない。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
先生は少しも
撓
(
ひる
)
まず、最後までそれを説伏するの意気込みは勇ましいもので、自分にしてからが、上様だとか、
公方様
(
くぼうさま
)
だとかいう口の下から、現在自分が世話になっている大切の
薬籠持
(
やくろうもち
)
に対しては
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
『
何有
(
なあに
)
、たかが知れた
田舎女
(
ゐなかもの
)
ぢやないか!』と、信吾は足の緩んだも気が付かずに、我と我が
撓
(
ひる
)
む心を嘲つた。人妻となつた清子に顔を合せるのは、流石に快くない。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
お絹は気のない
面
(
かお
)
をしていたが、忠作はいっこう
撓
(
ひる
)
まずに
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
撓
漢検1級
部首:⼿
15画
“撓”を含む語句
撓々
不撓
可撓性
撓曲
蝋質撓拗性
不撓不屈
不屈不撓
屈撓性
百折不撓
軟撓
豪胆不撓
袋撓刀
蝋質撓拗症
背撓馬
撓舟
撓直
撓柔
撓枉過中
撓屈
撓垂
...