“屈撓性”の読み方と例文
読み方割合
くっとうせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手綱たづなをかいくる手首の自由な屈撓性くっとうせいを養うために、手首をぐるぐる回転させるだけの動作を繰り返しやらされるそうである。
「手首」の問題 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ある学者の説では炭水素連鎖の屈撓性くっとうせい、あるいは連鎖が界面に横臥おうがしうる性質と関連しているとのことであるが、現在の場合でも連鎖が屈伸自在であればあるほど
鐘に釁る (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
手首の関節が完全に柔らかく自由な屈撓性くっとうせいを備えていて、きわめて微妙な外力の変化に対しても鋭敏にかつ規則正しく弾性的に反応するということが必要条件であるらしい。
「手首」の問題 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)