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搬出
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はんしゅつ
ふりがな文庫
“
搬出
(
はんしゅつ
)” の例文
また、そこから
搬出
(
はんしゅつ
)
される土をもって、城外の濠をどしどし埋め立てて行った。城中には明らかに動揺が認められた。秀吉はひそかに
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なおもう一つの重大なる問題は、かかる
原子崩壊
(
げんしほうかい
)
によるエネルギー
搬出
(
はんしゅつ
)
のため
是非
(
ぜひ
)
に必要とするサイクロトロンのことである。
諜報中継局
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
搬出
(
はんしゅつ
)
できないところの
背丈
(
せたけ
)
は三四間くらいあった。
生涯の垣根
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
経済地の
恐慌
(
きょうこう
)
は、不景気よりも何よりも戦争の
跫音
(
あしおと
)
だった。——足弱の避難につづいて、堺の財貨は、日々、堺の外へ
搬出
(
はんしゅつ
)
されて行った。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この租界の外に
搬出
(
はんしゅつ
)
されてしまったのであるか、それとも時限器の狂いでもって、二十六日以後に爆発するのであるか、そのへんははっきりしない。
時限爆弾奇譚:――金博士シリーズ・8――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
さっそくその
口吻
(
こうふん
)
で
囁
(
ささや
)
き合ったわけだが、なんぞはからん、その後伝えられたところによると、岐阜城の金は間もなく、続々金蔵から
搬出
(
はんしゅつ
)
されて、世の陽の目を見ているという。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
信長は、彼らの生命ばかりでなく、彼らが
搬出
(
はんしゅつ
)
して行ったという
夥
(
おびただ
)
しい財宝にも眼もくれなかった。——道くさは、信長の好むところでなかった。彼の心はもう
中原
(
ちゅうげん
)
にあるからである。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
年来、
蓄
(
たくわ
)
え置く、武器硝薬の類は、ことごとく山外へ
搬出
(
はんしゅつ
)
せよ。寺僧や行人らは、一切、武装を解け。そして近来、武力と
威嚇
(
いかく
)
をもって
掠奪
(
りゃくだつ
)
した隣境の土地は、すべてこれを返すべきである。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“搬出”の意味
《名詞》
品物などを運び出すこと。
(出典:Wiktionary)
搬
常用漢字
中学
部首:⼿
13画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“搬”で始まる語句
搬
搬入
搬送
搬機
搬送音