“搬入”の読み方と例文
読み方割合
はんにゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついあとつきにも、毛利家の糧船二百余艘が魚住の岸に寄って、三木へそれを搬入はんにゅうせんとしたのを断乎だんこ追いしりぞけ、そのほかの道でも、密輸みつゆの糧米をたえずおさえている。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
真下を見ると、陸奥の艦橋かんきょうに、何だか見慣れない奇妙な形の器械が、クルクルと廻転しているのが見えた。そうだ。佐世保させぼ軍港で、得態えたいの知れぬ兵器を搬入はんにゅうしたことがあったが、あれに違いない。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)