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掏
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すく
ふりがな文庫
“
掏
(
すく
)” の例文
紅蓮
(
ぐれん
)
の魚の仏手に
掏
(
すく
)
い出されて無熱池に放されたるように我身ながら快よく思われて
良夜
(新字新仮名)
/
饗庭篁村
(著)
その上にはピカピカ光る形ちが指で魚の燐光の中に
掏
(
すく
)
い上げたように描かれてあった。
金の十字架の呪い
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
彼は半死半生のお葉を抱え
起
(
おこ
)
して、
霎時
(
しばし
)
は飽かずに
其
(
その
)
顔を眺めていたが、やがて
傍
(
かたえ
)
の谷間の清水を
掏
(
すく
)
い取って、女の口に
注
(
そそ
)
ぎ入れた。死んだ方が
寧
(
いっ
)
そ
優
(
まし
)
のお葉は、不幸にも又
蘇生
(
いきかえ
)
ったのである。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
掏
漢検1級
部首:⼿
11画
“掏”を含む語句
掏摸
掏賊
掏児
女掏摸
掏代
掏兒
掏取
掏損
掏替
掏模