“女掏摸”の読み方と例文

読み方	割合
おんなすり	100.0%

おんなすり

いずれ何十万石という、大名の屋敷には相違なかろうが、女掏摸（おんなすり）を成敗（せいばい）するため、わざわざ引き出した白洲（しらす）にしては、あまり舞台が勝ちすぎる。

鳴門秘帖：02 江戸の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

女掏摸（おんなすり）の兇状で、遠島になり、まだ、刑期の満たないうちに、島名主をだまして、脱走して来た身の上ということが、やがてお島自身の口から打明けられたからである。

大岡越前 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

よし、てめえがそういう量見なら、てめえの本当の渡世は、女掏摸（おんなすり）だということを、その筋へ吹ッこんでやるからそう思え。この家にも、この町内にも、いられねえようにして見せるぞ。

大岡越前 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

女	常用漢字 小１ 部首:⼥ 3画
掏	漢検1級 部首:⼿ 11画
摸	漢検準1級 部首:⼿ 13画