たなごごろ)” の例文
たなごごろに乗せて眺めるかと思うと今度はそれを叮嚀ていねいに、室の隅に片寄せてある三本脚の丸いテーブルの上に置いた。ウィリアムは又内懐へ手を入れて胸の隠しのうちから何か書付の様なものをつかみ出す。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)