“持越”の読み方と例文
読み方割合
もちこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「けちなことァおいてくんねえ。はばかンながら、あしたあさまで持越もちこしたら、はらっちまうだろうッてくれえ、今夜こんや財布さいふうなってるんだ」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
外では猫のようにおとなしく言うべきことも胸にたたみ、そのシコリを家へ持越もちこして爆発させるものと、もう一つはどこでも短気でカンシャクを起すのとである。
良人教育十四種 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)