招待しょうたい)” の例文
ガンたちは、この招待しょうたいを心から喜びました。そして、白いガチョウにむかって、「きみはしあわせだぜ、ツルの大舞踏会にいけるなんて!」
わが日本からも十人余りの士官が派遣はけんされ、それらの人々が射的大会に招待しょうたいされたのでありますから、いわば国際射的大会となったわけです。
国際射的大競技 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
うちに着くと、ガスパールおじさんはわたしたちを晩飯ばんめし招待しょうたいしてくれることになった。この招待ほどわたしをゆかいにしたものはなかった。
用は囲碁の招待しょうたいか何かで返事にも及ばない程簡略なものであったが、楚水さんに留められて、色々話しているうちに遅くなって、日の暮れる一時間程前に漸く寺を出た。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「こんばん、宮中のえんかいに、君を招待しょうたいするのは、大いによろこばしいことです。君は、かならずそのうつくしいこえで、わが叡聖文武えいせいぶんぶなる皇帝陛下を、うっとりとさせられることでござろう。」
和蘭人は如何どうしても日本人と縁が近いので、その医者が艦長の木村さんを招待しょうたいしたいから来てれないかと云うので、その医者のうちいった所が、田舎相応の流行家と見えて、中々の御馳走ごちそうが出る中に
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
というわけは、この人たちはわたしどもの招待しょうたいをすませると、ウェールズまで鉱山こうざん見物に出かけるはずになっていた。
その証拠しょうこには、射的大会しゃてきたいかい招待しょうたいされたのでもわかります。
国際射的大競技 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
技師ぎし災難さいなんをともにはしなかったが、自分がほねってあやういところをすくい出した子どもということで、わたしに親しんだ。かれはわたしをそのうちへ招待しょうたいした。