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拓
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き
ふりがな文庫
“
拓
(
き
)” の例文
そうだ、私は私の生活を自分で
拓
(
き
)
り開き、自分で創造しなければならぬ。そして、東京こそはまことに、私の生活を打ち建てるべき
未墾
(
みこん
)
の
大曠野
(
だいこうや
)
なのだ。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
「ところが、そうじゃございません。
灘波
(
なにわ
)
の葦を
拓
(
き
)
り開いたのも、太閤様より
妓
(
おんな
)
の方が先でございますからね」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自分の心の叢林を
拓
(
き
)
りひらいた人は何と幸福であろう!
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
それを避けて、八ヶ岳のふもとを、真っすぐに、一条の早道はあるが、これは信玄が、度々国境へ出馬するため、
拓
(
き
)
り開いた道で——信玄の
棒道
(
ぼうみち
)
——と呼んでおるもの。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わしが
拓
(
き
)
り開いたこの地方の
田産
(
でんさん
)
や、諸所にある伝来の
荘園
(
しょうえん
)
(官給地)は、お身たちが、管理して、小次郎が成人の後は、牧の馬や、奴婢などと一しょに、そッくり、還してやってくれい。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
安息に
伴
(
ともの
)
うてくる初老の
兆
(
きざ
)
しだ。この間に、時代は移ってゆく。後輩は先輩を乗りこえてゆく。若い、次の者が新しい道を
拓
(
き
)
り
開
(
ひら
)
いてゆく。——それでいいのだ。世の中は転変の間に進んでいるから。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
拓
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“拓”を含む語句
開拓
切拓
拓本
拓殖
拓落失路
拓榴
拓皐
拓落
一鍬拓
拓跋魏
蝦夷開拓論
道拓
拓拔氏
開拓使官園動植品類簿
開拓当時
開拓精神
開拓者