トップ
>
拉致
>
らっち
ふりがな文庫
“
拉致
(
らっち
)” の例文
「何者だっ、どこの船かっ」と、一隊の兵にすぐ発見され、すぐ船を出た七名の代表者は、そのまま彼らの
屯営
(
とんえい
)
へ
拉致
(
らっち
)
されて行った。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
出師
(
すいし
)
の不在中孔明を
誹謗
(
ひぼう
)
したり、根もない流説を触れまわったりしていた悪質の者数人は前から分っていたのですぐ
拉致
(
らっち
)
されて来た。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
馬騰の
拉致
(
らっち
)
されたあと、大勢の密軍兵は、捕吏とともに、馬騰の邸を四面から焼きたてて、内から逃げ転び悲しみまどい、
阿鼻叫喚
(
あびきょうかん
)
をあげて、溢れ出て来る家臣、老幼
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「拙者も、
柳営
(
りゅうえい
)
の御書院番、富武五百之進です! 武士でござる! 娘が不浄役人に縄打たれて、屋敷から
拉致
(
らっち
)
されたとあっては、どの顔を下げて、公儀のご奉公がなりましょうや」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もう一人の頭陀、これは気絶していただけなので、すぐ息を吹っ返し、裸のまま
拉致
(
らっち
)
された。頭陀は報恩寺の
納所
(
なっしょ
)
、
胡道人
(
こどうじん
)
というやつ。彼の白状で事はあらまし奉行所の調書にのぼった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
有無をいわせず張松を
搦
(
から
)
め捕り、家人召使い、一人のこらず
拉致
(
らっち
)
して行った。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
といっても、あのやかましい秀吉から、その
捕縛
(
ほばく
)
をいいつけられている呂宋兵衛は、なんとしても、勝頼を秀吉の面前へ
拉致
(
らっち
)
していかなければ、たちまち、かれの信用が
失墜
(
しっつい
)
することになる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
陳大夫父子は、その場から
拉致
(
らっち
)
されて行った。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“拉致”の解説
拉致(らち)とは、略取及び誘拐、強制失踪させる行為のこと。
(出典:Wikipedia)
拉
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
致
常用漢字
中学
部首:⾄
10画
“拉”で始まる語句
拉
拉甸
拉丁
拉典
拉薩
拉摩
拉殺
拉典語
拉甸区
拉的野鶏