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抵抗
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てむか
ふりがな文庫
“
抵抗
(
てむか
)” の例文
しかし、それでも馬鹿たちは
抵抗
(
てむか
)
わないで、ただ泣くだけでした。おじいさんが泣き、おばあさんが泣き、若い者たちも泣くのでした。
イワンの馬鹿
(新字新仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
不意ではあり何のことだか夢のような心持で、
抵抗
(
てむか
)
いもせず
扈
(
つ
)
いてゆくと、その男は私を蕗子の家の表口から連れこみました。
流転
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
抜けつ
潜
(
くぐ
)
りつ、こやの軽いのにゃ
飽倦
(
あぐね
)
ッちゃって、二人とも大汗になって、トド
打掴
(
ふんづかま
)
え、掛けたのを外しにかかると、
俯向
(
あおむ
)
けに倒れながら、まだ
抵抗
(
てむか
)
う気だ。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
弥八 (得物を投じ、長脇差へ手をかける)
抵抗
(
てむか
)
いすると、
素
(
そ
)
ッ
首
(
くび
)
を、叩き落すぞ。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
若い彈力性のある心が、善惡は兎あれ、是れに
抵抗
(
てむか
)
はずに居られようか。
半日
(旧字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
「よく何事もなかったものだ。このお方が本気になって
抵抗
(
てむか
)
ったら、其方どもが十人、二十人、かかっても、濠の水を呑んだろうに。——さてさて無事であったは、
寔
(
まこと
)
にご堪忍のお情け、
辱
(
かたじけな
)
い」
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「だって、あれ、あれ、助けてくれ、と云うものを。鬼神に横道なし、と云う、
情
(
なさけ
)
に
抵抗
(
てむか
)
う
刃
(
やいば
)
はない
筈
(
はず
)
、」
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「——観念した。もう
抵抗
(
てむか
)
いはいたさん。縛れッ」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
抵
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
抗
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“抵抗”で始まる語句
抵抗力
抵抗面