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扮裝
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なり
ふりがな文庫
“
扮裝
(
なり
)” の例文
新字:
扮装
一つフロツクコートで
患者
(
くわんじや
)
も
受
(
う
)
け、
食事
(
しよくじ
)
もし、
客
(
きやく
)
にも
行
(
ゆ
)
く。
然
(
しか
)
し
其
(
そ
)
れは
彼
(
かれ
)
が
吝嗇
(
りんしよく
)
なるのではなく、
扮裝
(
なり
)
などには
全
(
まつた
)
く
無頓着
(
むとんぢやく
)
なのに
由
(
よ
)
るのである。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
『あら、鮎釣には那麽
扮裝
(
なり
)
して行くわ、皆。……昌作さんは近頃毎日よ。』と言つてる時、思ひがけなくも
礫々
(
ごろ/\
)
といふ音響が二人の足に響いた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「いえ、王子で着換へたのは女形のあつしだけで、あとは六部や虚無僧や巡禮だから氣が強いわけで、あの
扮裝
(
なり
)
で淺草から繰出しましたよ、へエ」
銭形平次捕物控:063 花見の仇討
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎はその
扮裝
(
なり
)
で、兩國の方へ行つたが、郡代屋敷の前から引つ返して、新し橋へかゝる前に、大路地の九頭龍
求女
(
もとめ
)
の浪宅をヒヨイと覗きました。
銭形平次捕物控:317 女辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
『私、
甚麽
(
どんな
)
に困つたでせう、
這麽
(
こんな
)
扮裝
(
なり
)
をしてゐて!』と靜子は初めて友の顏を見た。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
「よくその
扮裝
(
なり
)
で、淺草橋御門から駈けて來たものだ。そつちを向きな」
銭形平次捕物控:023 血潮と糠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「その
扮裝
(
なり
)
で歩くと町内の者が氣が付く筈だが——」
銭形平次捕物控:063 花見の仇討
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
扮
漢検準1級
部首:⼿
7画
裝
部首:⾐
13画
“扮”で始まる語句
扮装
扮
扮粧
扮飾
扮本
扮装姿
扮装振
扮装術
扮装形容