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手触
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てざわり
ふりがな文庫
“
手触
(
てざわり
)” の例文
旧字:
手觸
彼の上着には腰のあたりに
釦
(
ボタン
)
が二つ並んでいて、胸は
開
(
あ
)
いたままであった。霜降の
羅紗
(
ラシャ
)
も硬くごわごわして、極めて
手触
(
てざわり
)
が
粗
(
あら
)
かった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
扉
(
ドア
)
の敷居に姿を現した彼女は、風呂から上りたてと見えて、
蒼味
(
あおみ
)
の
注
(
さ
)
した常の頬に、心持の好いほど、薄赤い血を引き寄せて、
肌理
(
きめ
)
の細かい皮膚に
手触
(
てざわり
)
を
挑
(
いど
)
むような柔らかさを見せていた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
触
常用漢字
中学
部首:⾓
13画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭