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戦慄
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ふる
ふりがな文庫
“
戦慄
(
ふる
)” の例文
旧字:
戰慄
あゝ、年は若し、経験は少し、身は貧しく、義務年限には縛られて居る——丑松は暗い前途を思ひやつて、やたらに激昂したり
戦慄
(
ふる
)
へたりした。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
しかし僕は
戦慄
(
ふる
)
う手に力を入れて
搬機
(
ひきがね
)
を引いた。ズドンの音とともに僕自身が後ろに倒れた。叔父さんが飛び起きた。
鹿狩り
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
基督教の目的だと
仰
(
おつ
)
しやるのです——初め私は、現在の社会の罪悪を攻撃なさる議論の余り恐ろしいので、
殆
(
ほとん
)
ど
身体
(
からだ
)
が
戦慄
(
ふる
)
へる様でしたがネ、基督の平和、博愛、犠牲の御精神を
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
蓮太郎——大日向——それから仙太、斯う聯想した時は、
猜疑
(
うたがひ
)
と
恐怖
(
おそれ
)
とで
戦慄
(
ふる
)
へるやうになつた。
噫
(
あゝ
)
、意地の悪い
智慧
(
ちゑ
)
はいつでも後から出て来る。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
腋
(
わき
)
よりは
蟋蟀
(
きりぎりす
)
の足めきたる
肱
(
ひじ
)
現われつ、わなわなと
戦慄
(
ふる
)
いつつゆけり。この時またかなたより来かかりしは源叔父なり。二人は辻の真中にて
出遇
(
であ
)
いぬ。源叔父はその丸き
目
(
め
)
睜
(
みは
)
りて乞食を見たり。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
其日の物語、あの二人の言つた言葉、あの二人の顔に表れた微細な感情まで思出して見ると、何となく
胸肉
(
むなじゝ
)
の
戦慄
(
ふる
)
へるやうな心地がする。先輩の侮辱されたといふことは、第一
口惜
(
くや
)
しかつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“戦慄”の意味
《名詞》
戦 慄(せんりつ)
恐ろしさのために震えること。わななくこと。
(出典:Wiktionary)
“戦慄”の解説
戦慄(せんりつ)は、2007年にエールから発売されたパチスロ(5号機)。保通協に登録された型式名は戦慄DD。
(出典:Wikipedia)
戦
常用漢字
小4
部首:⼽
13画
慄
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“戦慄”で始まる語句
戦慄的