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悲酸
ふりがな文庫
“悲酸”の読み方と例文
読み方
割合
ひさん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひさん
(逆引き)
此時子規は
余程
(
よほど
)
の重体で、手紙の文句も
頗
(
すこぶ
)
る
悲酸
(
ひさん
)
であったから、
情誼
(
じょうぎ
)
上何か
認
(
したた
)
めてやりたいとは思ったものの、こちらも遊んで居る身分ではなし
『吾輩は猫である』中篇自序
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ああ云う浮いた家業をする女の平生は
羨
(
うらや
)
ましいほど
派出
(
はで
)
でも、いざ病気となると、普通の人よりも
悲酸
(
ひさん
)
の程度が一層
甚
(
はなは
)
だしいのではないかと考えた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
こんな
悲酸
(
ひさん
)
な退院を余儀なくされる患者があるかと思うと、毎日子供を負ぶって、廊下だの物見台だの
他人
(
ひと
)
の
室
(
へや
)
だのを、ぶらぶら廻って歩く
呑気
(
のんき
)
な男もあった。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
悲酸(ひさん)の例文をもっと
(8作品)
見る
悲
常用漢字
小3
部首:⼼
12画
酸
常用漢字
小5
部首:⾣
14画
“悲”で始まる語句
悲
悲哀
悲惨
悲鳴
悲愴
悲痛
悲歎
悲壮
悲愁
悲劇