“悪徒(あくと)” の例文
旧字:惡徒
「それもこれも、みな藤井紋太夫(ふじいもんだゆう)と一味の悪徒(あくと)がなす業(わざ)だ。彼奴(きゃつ)らの跳梁(ちょうりょう)が、ついにご隠居さまのお生命(いのち)取りとなりおったか」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼様(あん)な悪徒(あくと)野郎が側に附いて居るから、近所の者も見舞にも来ず、薬一服煎じて飲ませる看病人も無い、此様(こん)なになって死ぬのは誠に情ねえ訳で、何(ど)うして死んだかなア
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
もつと、もつと、悪徒(あくと)な、どぎつい気持にならなきや。
疵だらけのお秋 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)