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悄然
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しようぜん
ふりがな文庫
“
悄然
(
しようぜん
)” の例文
少年
(
せうねん
)
は
瞼
(
まぶた
)
をこすりつゝ、
悄然
(
しようぜん
)
と
艇
(
てい
)
の
中
(
なか
)
を
見廻
(
みまわ
)
した。
誰
(
たれ
)
でも
左樣
(
さう
)
だが
非常
(
ひじやう
)
な
變動
(
へんどう
)
の
後
(
あと
)
、
暫時
(
しばし
)
夢
(
ゆめ
)
に
落
(
お
)
ちて、
再
(
ふたゝ
)
び
醒
(
めざ
)
めた
時
(
とき
)
程
(
ほど
)
、
心淋
(
こゝろさび
)
しいものはないのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
悄然
(
しようぜん
)
として
面
(
おもて
)
を挙げざる男、その陰に半ば身を潜めたる女、貫一は
両個
(
ふたり
)
の姿を
眗
(
みまは
)
しつつ、彼の答を待てり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ところがその返事は意外にも、「あの小説は京都の日の出から直接に取引をしたものであれば、他に少しも関係はありません」と剣もほろろに挨拶をされて、
悄然
(
しようぜん
)
新聞社の門を出たことがある。
おばけずきのいわれ少々と処女作
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
悄
漢検1級
部首:⼼
10画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“悄然”で始まる語句
悄然返