“怯(びつく)” の例文
何時(いつ)の間にか身體の通るだけ開くと、田舍の子供といふものは因循なもので、盜みでもする樣に怖(おつか)な怯(びつく)り、二寸三寸と物も言はず中に入つて行つて、交代(かはりがはり)に其姿見を覗く。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
少許(すこし)開けた扉が、誰の力ともなく、何時の間にか身体の通るだけ開くと、田舎の子供といふものは因循なもので、盗みでもする様に怖(おつか)な怯(びつく)り、二寸三寸と物も言はず中に入つて行つて
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)