“怪僧”の読み方と例文
読み方割合
かいそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、五十余名の大衆たいしゅうが、シタシタと足をひいて、まえをみると、かすみのふかい松並木まつなみきのかげから、忽然こつぜんとおどりだした年わかい怪僧かいそうがあった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それもそのはずなのであるが、神官しんかん理由りゆうを知らないので、いよいよふしぎな怪僧かいそうであると、したをまいておどろいた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神縄しんじょうにかけて山毛欅ぶなの上にしばりつけた怪僧かいそう加賀見忍剣かがみにんけんであり、同時に、それいらい、垢離堂こりどういたに二十一にちかん謹慎きんしんをまもっている人々こそまさしく信玄公しんげんこうのおまご伊那丸君いなまるぎみであり
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)