“急造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうぞう50.0%
にはかづくり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その泰軒蒲生先生——見ると、相変わらず片手に貧乏徳利をブラ下げ、片手に、竹をまげて釣糸でも張ったらしい、急造きゅうぞうの小弓を持っている。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「世帯って、なにが世帯さア。こんな、やけトタンの急造きゅうぞうバラックにさ。けた茶碗が二つに、半分割れた土釜どがまが一つ、たったそれっきり、あんたも、あたしも、着たきりじゃないの」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
急造にはかづくりの新聞だから種々いろ/\な者が集まつたので、一月經つか經たぬに社内に紛擾が持上つた。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
急造にはかづくりの新聞だから種々いろんな者が集まつたので、一月経つか経たぬに社内に紛擾さわぎが持上つた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)