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思凝
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おもひこら
ふりがな文庫
“
思凝
(
おもひこら
)” の例文
襖
(
ふすま
)
の
僅
(
わづか
)
に
啓
(
あ
)
きたる
隙
(
ひま
)
より
差覗
(
さしのぞ
)
けば、宮は火燵に
倚
(
よ
)
りて
硝子
(
ガラス
)
障子を
眺
(
なが
)
めては
俯目
(
ふしめ
)
になり、又胸痛きやうに仰ぎては
太息吐
(
ためいきつ
)
きて、
忽
(
たちま
)
ち物の音を聞澄すが如く、美き目を
瞠
(
みは
)
るは、何をか
思凝
(
おもひこら
)
すなるべし。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
思凝
(
おもひこら
)
せるやうに母は或方を見据ゑつつ、
言
(
ことば
)
は無くて
頷
(
うなづ
)
きゐたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
凝
常用漢字
中学
部首:⼎
16画
“思”で始まる語句
思
思召
思出
思案
思惑
思惟
思慮
思想
思切
思遣