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快闊
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かいかつ
ふりがな文庫
“
快闊
(
かいかつ
)” の例文
それがどういう目的のために何の情熱からということもなく
快闊
(
かいかつ
)
そのものが働くことを
藉
(
か
)
りて、時間と空間を
鋏
(
はさ
)
み刻んで行くとしか思えない。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
ある国人は
快闊
(
かいかつ
)
である、ある国人は機敏である、ある国人は耐忍が強いというが如く、他国人の長所を見るにつけても、自分の短所が一層
明
(
あきらか
)
になると思う。
真の愛国心
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
今しがた私を揺り起した青木という患者は、こう云って
快闊
(
かいかつ
)
に笑いながら半身を起した。私も同時に寝台の上に起き直ったが、その時に私はビッショリと
盗汗
(
ねあせ
)
を
掻
(
か
)
いているのに気が付いた。
一足お先に
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
正しいことは相当主張し、
快闊
(
かいかつ
)
に、はたからその不機嫌を吹き散らしてしまうがいい。
良人教育十四種
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
“快闊”の意味
《名詞》
気質がさっぱりして度量が広い様。些事にこだわらず豪放磊落である様子。
快晴である様子。
(出典:Wiktionary)
快
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
闊
漢検1級
部首:⾨
17画
“快”で始まる語句
快
快楽
快活
快哉
快濶
快樂
快癒
快走艇
快川
快方