ごた)” の例文
旧字:
「いや、手前はあけて見たわけではござりませぬが、こう、手に持ちまして手ごたえが、どうも、おたずねの茶壺などとは思えませぬので」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
小さい序曲も、大きい交響曲も、いわゆる聴きごたえがあるのだ。他の指揮者の場合でもそうだが、この楽団を最もよく統率して、最もよくその力を発揮させるのはフルトヴェングラーである。
愉快な手ごたえを見せていた。
我が愛する詩人の伝記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)