“徳人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とくじん75.0%
とくにん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「えゝ。やかまし屋ですけれど、斯ういう具合に間の抜けたところがありますから、決して憎まれません。徳人とくじんですよ」
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
としをとってからは、ますますものぐさになって、たおれているばしをなおすのもめんどうがったのであります。けれど、おじいさんは徳人とくじんとみえて、みんなからあいされていました。
ものぐさじじいの来世 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おやじが仏師で徳人とくにんであったその報いなんだと世間が言ってくれていますがな、親爺おやじは徳人であったか知らねえが、わしはもう悪い奴さ、餓鬼の時分から悪い方へ悪い方へばっかり
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)