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微傷
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びしょう
ふりがな文庫
“
微傷
(
びしょう
)” の例文
この家老も、
微傷
(
びしょう
)
を負った事を示すように、左の手首を
白布
(
さらし
)
で巻いていたが、何となくそれが
可笑
(
おかし
)
く見えて、顔つきと手頸の繃帯がうつろわない。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
右足の
踵
(
かかと
)
に
微傷
(
びしょう
)
を負ったが、それは
折柄
(
おりから
)
丁度
(
ちょうど
)
、英軍の高射砲が
襲来独機
(
しゅうらいどくき
)
を射撃中であって、その高射砲弾の
破片
(
はへん
)
が、この
碩学泰斗
(
せきがくたいと
)
の右足に当り、呪いにみちた傷を負わしめたのであった。
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
こうして澄江は
微傷
(
びしょう
)
さえ負わず、谷の底へ落ちついた。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
しかし、いつまでたっても、弦之丞に
微傷
(
びしょう
)
を負わせることもできない。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“微傷”の意味
《名詞》
小さな傷。軽微なけが。
(出典:Wiktionary)
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
“微”で始まる語句
微笑
微
微塵
微風
微行
微妙
微暗
微酔
微醺
微睡