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御祖
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ミオヤ
ふりがな文庫
“
御祖
(
ミオヤ
)” の例文
爾
(
ココ
)
に其
御祖
(
ミオヤ
)
ノ
命哭き患いて、天に
参上
(
マイノボ
)
りて、神産巣日之命に申給う時に、乃ち
𧏛貝
(
キサガイ
)
比売と
蛤具
(
ウムギ
)
比売とを
遣
(
オコ
)
せて、作り活かさしめ給う。
比較神話学
(新字新仮名)
/
高木敏雄
(著)
御祖
(
ミオヤ
)
神(母神の意)天から降つて、姉娘富士に宿りを乞ふと、新嘗の夜故との口実で宿を拒んだ。妹筑波に頼むと新嘗するけれども、母ゆゑにはと言うて泊めたと言ふ。
まれびとの歴史
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
かれ寤めて問ひ給ひしかば、
爾時
(
ソノトキ
)
に「
御津
(
ミアサキ
)
」と申しき。その時何処を然言ふと問ひ給ひしかば、即、
御祖
(
ミオヤ
)
の前を
立去於坐
(
タチサリニイデマ
)
して、石川渡り、阪の上に至り留り、此処と申しき。
水の女
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
爾
(
カレ
)
その母に、愁い申す時に、
御祖
(
ミオヤ
)
の答えて曰く、我が御世の事、能くこそ
神習
(
カミナラ
)
はめ、又うつしき青人草習えや、其物を償わぬ、と云いて其兄なる子を恨みて、乃ち其
伊豆志
(
イツシ
)
河の河島の
節竹
(
ヨダケ
)
を取りて
比較神話学
(新字新仮名)
/
高木敏雄
(著)
かれ
寤
(
さ
)
めて問ひ給ひしかば、
爾時
(
ソノトキ
)
に「
御津
(
ミアサキ
)
」と
申
(
まお
)
しき。その時
何処
(
いずく
)
を
然
(
しか
)
言ふと問ひ給ひしかば、即、
御祖
(
ミオヤ
)
の前を
立去於坐
(
タチサリニイデマ
)
して、石川渡り、阪の上に至り留り、
此処
(
ここ
)
と申しき。
水の女
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
太子の為に
御祖
(
ミオヤ
)
の尊の造られた
待酒
(
マチザケ
)
は、造りはじめに、常世の少彦名神の資格を以てせられたのである。酒の遠い由来を説くのでなく、目前にある酒の出来を説くのである。
和歌の発生と諸芸術との関係
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
日本の天子が日の神・
御祖
(
ミオヤ
)
・ひるめの頃から、いつも血族的にはにゝぎの命と同格のすめみまであり、信仰的には忍穂耳命同様日の御子であつた。琉球時代は、天子をてだてと言うた。
若水の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
御祖
(
ミオヤ
)
の神即、母神が、地に降つて、姉なる、富士に宿を頼むと、今晩は新嘗ですからとにべもなく断つた。妹筑波に頼むと新嘗の夜だけれど、お母さんだからと言うて、内に入れてもてなした。
最古日本の女性生活の根柢
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
御祖
(
ミオヤ
)
の神すなわち、母神が、地に
降
(
くだ
)
って、姉なる、富士に宿を頼むと、今晩は新嘗ですからとにべもなく断った。妹筑波に頼むと新嘗の夜だけれど、お母さんだからと言うて、内に入れてもてなした。
最古日本の女性生活の根柢
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
祖
常用漢字
小5
部首:⽰
9画
“御祖”で始まる語句
御祖母
御祖父
御祖師様
御祖神
御祖母様
御祖師花