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御無音
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ごぶいん
ふりがな文庫
“
御無音
(
ごぶいん
)” の例文
拝啓昨今御病床六尺の記二、三寸に
過
(
すぎ
)
ず
頗
(
すこぶ
)
る不穏に
存候間
(
ぞんじそうろうあいだ
)
御見舞申上候
達磨儀
(
だるまぎ
)
も盆頃より
引籠
(
ひきこも
)
り
縄鉢巻
(
なわはちまき
)
にて
筧
(
かけい
)
の滝に
荒行中
(
あらぎょうちゅう
)
御無音
(
ごぶいん
)
致候
(
いたしそうろう
)
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
徳「又だア……其の
後
(
のち
)
は
打絶
(
うちた
)
えて……
御無音
(
ごぶいん
)
に……何時も御壮健おかわりも無く……大西徳藏
大悦
(
たいえつ
)
奉る」
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
歌会などへいつも一緒に行って下さる祖母も、「あんな御様子の方ではねえ」といっていました。それでただ一度伺っただけで、学校へ行くようになってからは
御無音
(
ごぶいん
)
に過ぎました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
『……以来、一度は、あの節の御温情に対しまして、お礼に推参いたしたいと、明け暮れ心にかけながら、浪々の身の
生活
(
たつき
)
に追われ、お恥かしながら、
御無音
(
ごぶいん
)
の罪、何とぞお
宥
(
ゆる
)
し下しおかれますように』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
拝呈その後は
御無音
(
ごぶいん
)
に打過ぎ
申訳
(
もうしわけ
)
も
無之候
(
これなくそうろう
)
。
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
玄「イーヤお帰りですか、意外な
御無音
(
ごぶいん
)
、
実
(
じつ
)
に謝するに言葉がござらんて」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
玄「誠に意外な
御無音
(
ごぶいん
)
をいたしたので、
併
(
しか
)
し
毎
(
いつ
)
も御壮健で」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
又「誠に存外の
御無音
(
ごぶいん
)
」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“御無音”で始まる語句
御無音勝
御無音致候