御席おんせき)” の例文
未だ十七歳なれど家老職からうしよくにて器量きりやうひとすぐれしかば中納言樣の御意に入りて今夜も御席おんせきめさ御酒ごしゆ頂戴ちやうだいの折から御取次の者右の通申上ければ中納言樣の御意に越前夜陰やいんの推參何事なるか主税其方對面たいめんいたし委細承まはり參るべしとの御意に山野邊主税之助はおもて出來いできたり越前守に對面して申けるは拙者は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)