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御免蒙
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ごめんかうむ
ふりがな文庫
“
御免蒙
(
ごめんかうむ
)” の例文
御免蒙
(
ごめんかうむ
)
らう。昨日まで親友で
候
(
さふらふ
)
の何のと云つて居ながら、詰らない愚にも付かぬ
瑣小事
(
させうじ
)
で直ぐ絶交騒ぎだ。成程、僕は我儘だつたよ。
茗荷畠
(新字旧仮名)
/
真山青果
(著)
「
仔細
(
しさい
)
あつて、主人御名前の儀は
御免蒙
(
ごめんかうむ
)
るが、拙者は石川孫三郎と申す者。平次殿にお願ひがあつて
罷
(
まか
)
り越した、ほんの一寸逢つて頂きたい」
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
養母さん、ちツとは
癪
(
しやく
)
も収りまさあネ、あゝ、何卒一日も早く此様
娑婆
(
しやば
)
は
御免蒙
(
ごめんかうむ
)
りたいものだと思つてネ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
屹度
(
きつと
)
斷
(
こと
)
わりたりと云ふに吉兵衞
委細
(
ゐさい
)
承知
(
しようち
)
し然らば御
言葉
(
ことば
)
に
隨
(
したが
)
ひ
御免蒙
(
ごめんかうむ
)
るべしとて次の間へ
到
(
いた
)
り押入を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「わたし
御免蒙
(
ごめんかうむ
)
つて。」と、京子の方が先きに閉口して、大儀さうに寢臺の上へ這ひ上つた。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
『
御免蒙
(
ごめんかうむ
)
るよ。大勢人の集るところは』
南京六月祭
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
御免蒙
(
ごめんかうむ
)
らうよ。——金や女があり過ぎて、殺れさうな氣がする人間なんか、俺は附き合ひ度くないよ、——さう言つてやるが宜い。百迄も生き度いと思ふなら、出家遁世でもするが宜いとな。
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「そいつは
御免蒙
(
ごめんかうむ
)
らう、向島ぢや繩張り違げえだ」
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「今晩は
御免蒙
(
ごめんかうむ
)
らうよ、お六さん」
銭形平次捕物控:082 お局お六
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
御免蒙
(
ごめんかうむ
)
らう」
銭形平次捕物控:024 平次女難
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
免
常用漢字
中学
部首:⼉
8画
蒙
漢検準1級
部首:⾋
13画
“御免”で始まる語句
御免
御免下
御免成
御免遊
御免安
御免々々
御免御免
御免可被下候
御免檜物荷物