御代ごだい)” の例文
といって、だれを一天の至尊しそんと仰ぐか。ともあれ宋朝そうちょう御代ごだいはこんにちまで連綿と数世紀この国の文明を開拓してきた。その力はじつに大きい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
匿ひ置ぞ眞直まつすぐに申立よと言ければ七右衞門少もくつする面色なく御意ぎよいの如く私し四人共匿ひ置候に相違さうゐ御座なく候もつとも此儀は私し事先嘉川平助樣御代ごだい格別かくべつ御厚恩ごこうおんに相成候間今度このたび御世話申候
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「生白い若公卿ずれの才覚などに、なじか北条殿の御代ごだいが揺ぎでもしようかい。そんなたくみに、わが聟までが加担とは沙汰の限りよ。馬鹿者めが、天魔にでも入られたか」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「この将軍の御代ごだいに会って、わしらは初めて人なみになったのじゃ。目あきに馬鹿にされずともよく、目あきとひとしく職を持ってりっぱに生きて行ける者となったのじゃ」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「じつ申せば、日はても、いっこう御本復のていは見えぬ。……また、ここだけの秘語でおざるが、どうも今度は、たとえお床上とこあげの後も、執権ノ座に御在職はいかがといわれ、内々、御代ごだいがわりの議すら起っておる」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「では、いよいよ将軍家御代ごだいがわりか」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)