あら)” の例文
伯夷はくい叔齊しゆくせいけんなりといへども、(七三)夫子ふうし益〻ますますあらはれ、顏淵がんえん篤學とくがくなりといへども、(七四)驥尾きびしておこなひ益〻ますますあらはる。
花鳥風月、すべて是れ自然が自己をあらはすべき形式たるに過ぎざるを知る。彼れは物質と機関との排列として自然を見る能はず、大なる意味、不思議なる運行を遂ぐる者として之れを見る。
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
この碑にあらわされる正成公まさしげこうというお方のはなしを、てまえのような無智無学なものにもわかるように、根よく語り聞かせてくださらなかったら、きっと、旦那の眼をかすめて、手をぬくことしか
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)