“弾疵”の読み方と例文
読み方割合
たまきず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昌景自身冑の吹返ふきかえしは打砕かれ、胸板、弦走つるばしりの辺を初めとして総て弾疵たまきず十七ヶ所に達したと伝えるから、その奮戦の程が察せられる。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
赤大名の城が落ちて、木曾殿打たれたまいぬ、とどぶの中で鳴きそうな、どくどくのあわせつま、膝を払って蹴返した、太刀疵たちきず、鍵裂、弾疵たまきず、焼穴、あられのようにばらばらある、なりも、ふりも、今の先刻さき
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)