“張金”の読み方と例文
読み方割合
はりがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本の七八歳なゝやつ迄の娘がかぶる円く張金はりがねはひつて上にはすにリボンの掛つた帽は、巴里パリイへ来て見るとかへつて大学生の正帽であつて、子供には見掛けない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
つぶしにった前髪に張金はりがねを入れておっ立てているので、髪のよくない事がかえって目につきました。しかし睫毛まつげの長い一重目縁ひとえまぶたの眼は愛くるしく、色の白い細面のどこか淋しい顔立かおだち
あぢさゐ (新字新仮名) / 永井荷風(著)