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張出
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はりだし
ふりがな文庫
“
張出
(
はりだし
)” の例文
芝生は南に走る事十間余にして、
高樫
(
たかがし
)
の生垣に尽くる。幅は半ばに足らぬ。
繁
(
しげ
)
き植込に
遮
(
さえ
)
ぎられた奥は、
五坪
(
いつつぼ
)
ほどの池を隔てて、
張出
(
はりだし
)
の新座敷には藤尾の机が据えてある。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
正的
(
まとも
)
に町と町が
附
(
くっ
)
ついた
三辻
(
みつつじ
)
の、その
附根
(
つけね
)
の処を、横に切って、左角の土蔵の前から、右の角が、菓子屋の、その
葦簀
(
よしず
)
の
張出
(
はりだし
)
まで、わずか二間ばかりの
間
(
あい
)
を通ったんですから、のさりと
行
(
ゆ
)
くのも
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鳩よ鳩よ
風邪
(
かぜ
)
をなひきそ高窓の軒の
張出
(
はりだし
)
雨雫する
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「法科はビリから十番、文科は
張出
(
はりだし
)
です」
嫁取婿取
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
その岸とも
謂
(
いつ
)
つべき
張出
(
はりだし
)
の
欄干近
(
らんかんぢか
)
い
窓掛
(
まどかけ
)
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“張出”の解説
張出(はりだし)とは大相撲の用語で、番付の欄外に四股名が載ること。
(出典:Wikipedia)
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“張出”で始まる語句
張出間
張出し
張出廊