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常夜
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とこよ
ふりがな文庫
“
常夜
(
とこよ
)” の例文
常夜
(
とこよ
)
の
長鳴鳥
(
ながなきどり
)
といふものの聲が闇の空を破つて遠くにも近くにも起つたが、そこいらはまだ暗かつた。そこへ今度は逞しい『力』の神が來た。
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
窓のない
常夜
(
とこよ
)
の部屋、
眩暈
(
めまい
)
の様にゆれる部屋、その上に、今は又、隙間もないのに、絶えずどこからか見張られていることが分った。凡てが普通でない。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
かれここに天照らす大御神
見
(
み
)
畏
(
かしこ
)
みて、天の
石屋戸
(
いはやど
)
七
を開きてさし
隱
(
こも
)
りましき。ここに
高天
(
たかま
)
の原皆暗く、
葦原
(
あしはら
)
の中つ國悉に闇し。これに因りて、
常夜
(
とこよ
)
往く
八
。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
「神代巻」や『古事記』に、
天照大神
(
あまてらすおおみかみ
)
岩戸籠
(
いわとごも
)
りの時、
八百万
(
やおよろず
)
の神、
常世
(
とこよ
)
の
長鳴鳥
(
ながなきどり
)
を
聚
(
あつ
)
め互いに長鳴せしめたと見ゆ。本居宣長曰く、常世の長鳴鳥とは鶏をいう。常世は
常夜
(
とこよ
)
で常世とは別なり。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
常夜
(
とこよ
)
の世界に生命ありて
光よあれ
(新字新仮名)
/
今野大力
(著)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
“常夜”で始まる語句
常夜燈
常夜灯
常夜往