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帷帳
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トバリ
ふりがな文庫
“
帷帳
(
トバリ
)” の例文
郎女は目を
瞑
(
ツブ
)
つた。だが——瞬間
睫
(
マツゲ
)
の間から
映
(
ウツ
)
つた細い白い指、まるで骨のやうな——
帷帳
(
トバリ
)
を掴んだ片手の白く光る指。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
帷帳
(
トバリ
)
を周らした中は、ほの暗かつた。其でも、山の
鬼神
(
モノ
)
、野の
魍魎
(
モノ
)
を避ける爲の燈の渦が、ぼうと梁に張り渡した
頂板
(
ツシイタ
)
に
搖
(
ユラ
)
めいて居るのが、たのもしい氣を深めた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
帷帳
(
トバリ
)
を周らした中は、ほの暗かつた。其でも、山の
鬼神
(
モノ
)
、野の
魍魎
(
モノ
)
を避ける爲の燈の渦が、ぼうと梁に張り渡した
頂板
(
ツシイタ
)
に
搖
(
ユラ
)
めいて居るのが、たのもしい氣を深めた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
帷帳
(
トバリ
)
を
周
(
メグ
)
らした中は、ほの暗かつた。其でも、山の
鬼神
(
モノ
)
、野の
魍魎
(
モノ
)
を避ける為の灯の渦が、ぼうと
梁
(
ハリ
)
に張り渡した
頂板
(
ツシイタ
)
に
揺
(
ユラ
)
めいて居るのが、たのもしい気を深めた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
だが——瞬間睫の間から
映
(
ウツ
)
つた細い白い指、まるで骨のやうな——
帷帳
(
トバリ
)
を掴んだ片手の白く光る指。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
▼ もっと見る
だが——瞬間睫の間から
映
(
ウツ
)
つた細い白い指、まるで骨のやうな——
帷帳
(
トバリ
)
を掴んだ片手の白く光る指。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
帷帳
(
トバリ
)
は、元のまゝに垂れて居る。だが、白玉の指ばかりは細々と、其に絡んでゐるやうな氣がする。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
帷帳
(
トバリ
)
は元のまゝに垂れて居る。だが、白玉の指ばかりは細々と、其に絡んでゐるやうな氣がする。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
白い骨、
譬
(
タト
)
へば白玉の並んだ骨の指、其が
何時
(
イツ
)
までも目に残つて居た。
帷帳
(
トバリ
)
は、元のまゝに垂れて居る。だが、白玉の指ばかりは細々と、其に
絡
(
カラ
)
んでゐるやうな気がする。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“帷帳”の意味
《名詞》
垂れ絹。とばり。
陣営など幕を張り、作戦計画を立てる所。
(出典:Wiktionary)
帷
漢検1級
部首:⼱
11画
帳
常用漢字
小3
部首:⼱
11画
“帷”で始まる語句
帷
帷子
帷幕
帷幄
帷中
帷衣
帷張
帷越
帷巾
帷布